アナタとの距離



「・・・彩乃ちゃんだよね?」

私の顔をみるなり彼はニヤッと気持ち悪い笑い方をしながら私に言ってきた。

「ウワサに聞いててね。現役高校生で可愛い子がココで働いてるってね。まさか君だったとはね。女の子のプロフィール写真みて、彩乃ちゃんがいたからびっくりしたよ。」



あの爽やかな優しそうで真面目そうな彼は、もうそこには居なかった。



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