,*`Blackcat`*,
終わったか。

「……ふぅ…大丈夫か?」
唯稀はボコボコにされていた男の子に声をかけた。

「……っ大丈夫…です……ウッ……助けて……くれて…ありがとう……ござい………ます……カハッ。」

男の子は苦しそうに立ち上がろうとする。

フラッ

「っ危ない!」

唯稀は倒れそうになった男の子をささえた。

「……重い。」

唯稀が支えている男の子は高校ぐらいで体格がいい。
「すいません……力が…出なくて……。」

男の子は唯稀から離れようとする。

「…ダメだ、フラフラだ家まで送る。」

と言い唯稀はまた男の子を支え支えた。



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