,*`Blackcat`*,
「……っ本当に………大丈夫です。」

男の子は引き下がろとしない。

「意地をはるな、一人では歩けないだろ、それに心配なんだよ、送らせてくれ。」

と唯稀が優しく言った。

「でもっ……そんな細い体で…俺を支えられない……でしょう。」

「………大丈夫だ、お前の家は何処だ?」

そう聞くと男の子は右を指指した。

「?そっちは海沿いだぞ?」

「はい、ちょっとついてきてください……っあの人にあなたを紹介したいんです。」

と男の子は優しく顔をしながらこちらを向いた。

「…そうか……別にいいが。」

「ありがとうございます……それでは行きましょう!」

そう言い右側にある海沿いを歩きだした。



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