先輩。なんでそんなに優しくしてくれるの?
心「私は、私のわがままで大切な人が傷つくのが嫌。

だから大切な人を作らない。





先輩に出会うまではそう思ってた。

でも、今は違う。
大切な人が傷つくのが嫌なら
大切な人を傷つける人と関わらなければいい。
そう思うようになったの

だから…



お兄ちゃん。私のことほっといて」


言えたっ! 
やっと…言えたっ!

涼「偉いぞっ言えたなっ!」
そう言って先輩は頭を撫でてくれた

涼「心がちゃんと言えたんだ。
俺も言う。

俺は、心を守れる自信がある。
いや、自信しかないなっ

だからさ、昴さん。
ちょっとは心を自由にさせてやってよ」
< 216 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop