先輩。なんでそんなに優しくしてくれるの?
少しの沈黙な後
口を開いたのは…
心「私ねっ。私はね…
確かにお兄ちゃんの
厳しさに嫌気がさしてきた
事ももちろんあるよ?
でもね?
それがお兄ちゃんの優しさで
気遣いだとも思うのっ!
くさい台詞になっちゃうけど
お兄ちゃんの厳しさは
私に対する愛情だと思う!!
それを嫌だって言ってる私は
お兄ちゃんからの愛情を拒否してることになるでしょ?
お兄ちゃんの厳しさが嫌だって思ったのはさ
涼哉先輩と出会ってからなんだよね!
ってことはさ
お兄ちゃんからの愛情よりも
…
り、涼哉先輩からの愛情の方を
求めてると思うっ!
だってお兄ちゃん以外の人から
あんなに大切にされたのは
初めてなんだもん!
だ、だからさっ!
お兄ちゃんがそんなに厳しくしなくても
私には、涼哉先輩や敦先輩とかいろんな人が
守ってくれるの。」
あれっ?私は何を言いたいんだろうっ
昴「そっか…
俺じゃないやつがココを守るのか…
それで失敗したんだろ?
涼哉とココが怪我して
記憶無くして…
それでもまた同じ過ちを
犯すかもしれねぇ奴に
ココを守らせるのか?」
…お兄ちゃんは、
昔に怪我して人生がめちゃくちゃに
なった私と涼哉先輩を気にしてたのか…