君との8年

東京駅につき、駅員さんに何度も確認し、恐らく間違いないであろう、おばあちゃんの住む街へとあたしを運んでくれる新幹線に無事乗り換えた後はとても気が大きくなった気がした。


持ってきたお菓子にもどんどん手が進み、
携帯からメールで友達に一人旅のリアル速報を送信してみたり、
目まぐるしく変わる風景に癒されたり、
とにかく気持ちに余裕ができて、早くも旅を楽しんでいた。

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