君との8年

―次は○○、○○駅です。ご降車の方は~



いよいよおばあちゃんの住む街に着くというアナウンスが流れ、降りる準備をした。


プシュ~と新幹線の扉が開くとあたしは早歩きで扉から出て人の流れに従って一目散に改札口
へと向かった。

一週間分の荷物を背負っているというのに、あの時は全く重いと感じなかったな。
一秒でも早くみんなに会いたかったんだ。


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