シンデレラに玻璃の星冠をⅢ
出口 玲Side
玲Side
**********************
『あっちもこっちも手詰まり玲くん元気~?
蒼生ちゃんから、お待ちかねVal.2をお届けします。
ふふふ、レイクンの笑顔が頭に浮かびます。
胡桃カリカリしてるリスみたいで可愛いなあ☆』
「僕はリスじゃないよ!!」
「師匠、落ち着いて!!」
『ドーナツに悩んでもこれでばっちり。
考えるより歌って動け。←では☆
小リス大好き蒼生ちゃんより』
「え、もう終わり!?」
「早っ。師匠、2枚目あるみたいだ」
困った顔をした桜が、2枚目を上にした。
γ↑Sμγ→SμK◎γ←SμCH□R●CH◇γ□
K◆γ↑SμαNZμN□M↓GααKα←Z◎Tα
βεTαβεK□γ←Sμγ↓Sμγ↑SμK◎γ↓S
μCH○γ□CH□γ◆K◇γ←SμSαNSH◎
N○TSμYμGαα○↑Z◎N□MεN◇MεK
□γ↓Sμγ↓Sμγ←SμK◎γ→SμCH●γ◇
CH□R○K◇γ←SμβμD◎μN○HαNα
GαSH↓γ◆→Z◎YμγεYμγεK□γ↑Sμ
「「「「……これはなに?」」」」
アルファベットとギリシャ文字と記号の混在。
どこに統一性がある?
1枚目のどこがヒントになる?
なんだか眩暈がしてきた。
僕は座り込み、膝の上に芹霞を抱えて離さない。
どんなに逃げる体勢になられても、絶対離さない。
逃れようとする姿は、さすがに傷つくけれど…今はこちらに集中。
"ドーナツ"
これは多分、ここを見越しているはずだから。
腹立たしいけれど、またもや氷皇の掌の上だ。
ころころころ……。
頭に、転がる胡桃を追いかける焦げ茶色のリスが浮かんで、ぶるぶると頭を横に振る。
現実逃避で、おかしな幻想を抱いてしまった。
これも氷皇がリスなど言うからだ。
下膨れほっぺだった時から、さんざん揶揄され続けた僕。
今の僕のどこがリスなんだよ!!
「師匠……なんだか一番下に小さく、なにか書いてる…」
由香ちゃんの声に呼応して、僕らは青い紙の一番下を覗き込んだ。
『16700/4/H*1/10
この意味は……待て次号☆』
「「「「次号があるんだ……」」」」
とりあえず、次号に回されるものは今は考えるのをよそう。
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『あっちもこっちも手詰まり玲くん元気~?
蒼生ちゃんから、お待ちかねVal.2をお届けします。
ふふふ、レイクンの笑顔が頭に浮かびます。
胡桃カリカリしてるリスみたいで可愛いなあ☆』
「僕はリスじゃないよ!!」
「師匠、落ち着いて!!」
『ドーナツに悩んでもこれでばっちり。
考えるより歌って動け。←では☆
小リス大好き蒼生ちゃんより』
「え、もう終わり!?」
「早っ。師匠、2枚目あるみたいだ」
困った顔をした桜が、2枚目を上にした。
γ↑Sμγ→SμK◎γ←SμCH□R●CH◇γ□
K◆γ↑SμαNZμN□M↓GααKα←Z◎Tα
βεTαβεK□γ←Sμγ↓Sμγ↑SμK◎γ↓S
μCH○γ□CH□γ◆K◇γ←SμSαNSH◎
N○TSμYμGαα○↑Z◎N□MεN◇MεK
□γ↓Sμγ↓Sμγ←SμK◎γ→SμCH●γ◇
CH□R○K◇γ←SμβμD◎μN○HαNα
GαSH↓γ◆→Z◎YμγεYμγεK□γ↑Sμ
「「「「……これはなに?」」」」
アルファベットとギリシャ文字と記号の混在。
どこに統一性がある?
1枚目のどこがヒントになる?
なんだか眩暈がしてきた。
僕は座り込み、膝の上に芹霞を抱えて離さない。
どんなに逃げる体勢になられても、絶対離さない。
逃れようとする姿は、さすがに傷つくけれど…今はこちらに集中。
"ドーナツ"
これは多分、ここを見越しているはずだから。
腹立たしいけれど、またもや氷皇の掌の上だ。
ころころころ……。
頭に、転がる胡桃を追いかける焦げ茶色のリスが浮かんで、ぶるぶると頭を横に振る。
現実逃避で、おかしな幻想を抱いてしまった。
これも氷皇がリスなど言うからだ。
下膨れほっぺだった時から、さんざん揶揄され続けた僕。
今の僕のどこがリスなんだよ!!
「師匠……なんだか一番下に小さく、なにか書いてる…」
由香ちゃんの声に呼応して、僕らは青い紙の一番下を覗き込んだ。
『16700/4/H*1/10
この意味は……待て次号☆』
「「「「次号があるんだ……」」」」
とりあえず、次号に回されるものは今は考えるのをよそう。