シンデレラに玻璃の星冠をⅢ


その時、僕はふとあることに気づいて。


「ねえ…この内容で、アルファベットも有効なら…数字もそうかな」


10と16。


そして有効カタカナは…


イロイロ








……ん?


色?

10?

16?

僕は慌てて再度紙を覗き込む。



「ああ!!! 判ったよ!!!

色だよ、色!!! カラーコードを示しているんだ!!!」



「「「ええ!!!?」」」


「色はWeb上では16進法の計6つで表現される。0,1,2,3,4,5, 6,7,8,9,A,B,C,D,E,Fまで16個。0に近くなればなる程色合いは弱くなり黒に近くなっていき、Fに近付けば近付くほど色合いは強くなり、白に近くなる。

6つで構成されるうち、最初の2つは赤、真ん中の2つが緑、最後の2つが青を示している。

簡単に言えば、赤色は「ff0000」、緑は「00ff00」、青が「0000ff」」


「ああ、玲くん…あるよ!!! ぴったしの文字順列のが!!」

芹霞が叫んだ。


25500慈000効「赤色コード」悲02550化「緑色コード」変「ffffff」知「青色コード」孤255255255恵「0000」「00」無00255高


「玲くん、"ffffff"と"000000"は?」


「神崎、3つの色彩が強く明るくなれば白色、全て暗くなれば黒になる。だから"ffffff"は白、"000000"は黒さ」


芹霞は書き込んでいく。


「ん…と、じゃあ255のは?」

「それは、10進法さ。ル、ゲ、バは…10進法のカラーコード。R・G・Bのことだ。この3つの括りは16進法と同じ、Red、Green、Blue。00は0となるけど、FFは10進法ではMAX255となる。0~255までの数字が使用可能だ」


だったら…。



「赤色10」慈「黒色10」効「赤色コード16」悲「緑色10」化「緑色コード16」変「白色コード16」知「青色コード」孤「白色10」恵「黒色コード16」無「青色10」高



「つまり、10進法と16進法の色における漢字を組み合わせれば…意味がなすはずだ」



そしてこの色合いは――


「五皇の…ヒントだね、多分」


僕はそう言った。


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