いじめのその先
半年前の事件
~一年前~ 中一の春
ふぅ…今日から中学生か、ちぃ兄と違って普通 の公立だけど勉強も部活も頑張らなくちゃ!!
「千南っち♪」
「きゃあ!?」
急に後ろから声をかけられてビックリした目先 には同小で友達の『風間 結衣(かざま ゆい)』と 『羽柴 琥珀(はしば こはく)』が居た。
「おはよ♪結衣に琥珀!!」
「同じクラスになれると良いね~♪」
「だよね!!あ、ゆきだ!!ゆき~おっはよん♪」
私達の目の前に歩いてた黒髪でショートヘア『 市川 ゆき(いちかわ ゆき)』だ。
「おはよ三人共♪」
私達四人は小学生からの仲良くグループだ。 とくにゆきとは近所がお隣り同士の、いわゆる 幼なじみだ。
「四人一緒になれると良いね~♪」
きゃっきゃっ話しながら私達は校庭に入って行 く。 これから始まる中学生の初めの一歩として…。
「あ、あった~!!」
なんと私達は四人揃ってB組の生徒になった。 初めは緊張した自己紹介なども、クラスの雰囲 気が良かったからかすぐに打ち解け…クラスの 子達とも仲良くなった。