いじめのその先
―3日後―
久しぶりに登校した私は1番にゆきに話しかけ た。
「ゆき~おはよう♪」
「千南ちゃん♪おはよう!」
3日ぶりに見るゆきは笑顔で、3日前と全然変 わらなかった。
しかし私はまだ気が付かなかったんだ。 この時のゆきの変化に。
放課後、いつもみたいに帰ろうと話しかけた時 、「今日は用事あるから帰れない」と断られた 。 用事なら仕方ないと軽く受け流してた私は、帰 る前にトイレに寄ろうと廊下を歩いてた時だっ た。
「ゆき、聞いてんの!?」
この声…。 聞いたことある声だった。 私はふと気になり声のする方へ駆け寄った。 そこには信じられない光景が広がっていたんだ 。