あのコのひみつ^_^

「でも、フツーの家に、執事なんていないでしょ?」

おぅ!そうだ弟!

よく言ってくれた!


「そうだよ。フツーの家には、ね。」


邦良はニッコリと不気味な笑顔を見せた


そしてスクッと立ち上がる


「光くんってもしかして…」


姉貴は何かを悟ったように声を発した。


そして そのもしかしては当たっていた。


「えぇ、

僕は、 KUNIYOSHIデザインの跡取りでございます」



「くによしデザイン?何それ子会社デザインみたいな?」

「あんた何言ってんのぉぉー!!!!」

「だって聞いたことないし」

「KUNIYOSHIデザインって言ったら!

ファッション業界のドン!!!!超大手企業よ!!」

「そ…そうなのか!?」

つまりは服のブランド会社か!?

「ご、ごめん邦芳!俺安い店でしか買わないからそーいうの疎くて…」

「いえ、大丈夫ですよ。女性でも結構知らない方多いですから

っていうかあなたが来てる服もKUNIYOSHIデザインですよ。」

は?

いや、このTシャツは古着屋みたいな所でセールなってたの買った
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