あのコのひみつ^_^
第4章
#1
『・・・以上、これまでのキングダムズの史上最悪なる歴史よ。
わかったかな?』
「いや・・・わかったかなって・・・。」
お前今何時だと思ってんだ?
「あー!ごめんなさいね。もうな5時ねー」
「12時に寝よう思ったら電話かかってきて・・・
あとちょっとちょっと言うて・・・お前・・・」
ベタに小鳥がチュンチュン言ってんじゃねーか。
「まぁいいじゃない。
アンタ、キングダムズに狙われてるんだからー。
これくらいわかっときなさいよ」
「だからってぶっ通しで言わなくてもいいだろ!?
ライオンだって語り魔だけどお前ほど・・・」
『ライオン?』
あっ・・・。
ヤバッ・・・。
『アンタ今ライオンって言ったわよね?
ライオンって、あのライオン?』
眠すぎて頭がクラクラしてた!!
やばい、完全にヘマした・・・
『どーいうこと。
説明しなさい』
「は?ライオンって俺のダチだけど?」
「え!?アンタ何、あのライオンと友達なの?」
「だからぁ、ライオンっていうあだ名の奴がいるんだって」
「なんでライオンなのよ」
「大西ライオンに似てるから」
「はぁ・・・?」