あのコのひみつ^_^
「・・・はい。」
『久しぶりです先輩。』
低くなった声のトーンが聞こえた。
「・・・中津?どうしたお前。」
多分もう一ヶ月ぶりだ。
生徒会長に決まった次の日から、彼女はちっとも学校に来なかった。
もちろん誰が連絡しても音信不通だった。
『先輩・・・。
今から、西ビルの向かいにあるカフェに来てくれませんか?』
「今から・・・?」
そんな彼女が自分から連絡をしてきて
自分から逢おうなんて言うと思ってなかった。
「・・・わかったけど、何があった?」
俺はザワザワしている食堂をとりあえず抜け出した。
『・・・先輩にだけ伝えたいことがあって。』
「伝えたいこと・・・?」
『あなたのお姉さんのことです。
ホストに貢いでたこと、バラされてもいいんですか?』