あのコのひみつ^_^
「えーとぉ・・・・」
立ち尽くしてるだけなのに首筋から汗がダラダラ出て来る。
頭の中も出来ないテスト以上にグルグルしている。
「ぅわぁ~ん・・・遼一ぃ・・・お姉ちゃん絶対幸せになるからぁ・・・」
泣き出した姉貴!
泣きたいのはこっち!!
だって・・・
チラッと邦良に視線をうつす
「あっ・・・どうか僕たちのこと・・・認めてください・・・。」
邦良は俺が
泣いた姉貴をどうすれば良いんだ?
という無言の問い掛けをしたのだと勘違いし、
ペコリと頭を下げる。
・・・うん、だからそうじゃなくて!
お前だってさっき俺に告ってフラれてめちゃめちゃ怒ってたよね?
今頭下げてめっちゃ礼儀正しいけど
さっき思いっきり殴ったよな俺のこと?
態度全然違うくね?
両刀遣いって言っちゃそれまでだけど
にしても変わりすぎじゃね?
両刀というより
むしろ別の刀じゃね?
・・・俺今すげぇ下品なこと考えてね?
「えーと・・・とりあえず・・・」
グルグルした頭をリセットさせるために頭をクシャクシャっとする。
「はい」
「・・・ぅんっ」
そして俺の言葉を一字一句待つように二人は返事をする。
「あの・・・」
「はい」
「うん・・・」
邦良、お前「はい」って・・・
あーもぅ!!
また混乱する!!
「結婚・・・するの?2人が。」
「はい・・・僕が18になるまでは結婚前提のお付き合いという形で」
「うん・・・。あのね、絶対迷惑かけないから。」
二人、完全に俺の答え待ってるよな・・・。
と・・・とりあえず・・・
「い・・・」