【短】忘れてしまいましたか
私の親友が彼に近づいて行きました。


パンッ


「あんた女がいるんだって!?」


「あんたあの子がどれだけ待っていると思っているわけ。それなのに女を作っていたなんて」

「俺はあいつ以外に女なんていない!!!」

「もう少しで迎えに行く所だったんだ。たぶんその女っていうのは従姉妹のことだと思う。」

彼はつらそうな顔をしていた。


そーだったの。私ったら死んじゃってバカだわ。これだけ待ったんだもの。もうちょっと位待てば良かった。本当にバカだわ。


…もういかなきゃ。
「リュウ、ごめんね。ありがとぉ。」
私は彼の耳元で呟き、天に上った



「リン?」
彼は空に顔を上げ、呟いた。



END
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