動化家３

大魔法使いゴールク

サリアが死んで、大魔法使いの座を得たゴールク。
みんながみんな認めた訳じゃなかった。
動化家の墓地に、リリとシューケルの姿があった。
サリアの墓を作って、拝んでいた。
リリ「サリア様…。私は、あなたを尊敬していました。対立する事も多々、あったけど。」
シューケル「サリア様…。俺は、ずっとあなたの側で見ていました。私は、あなたこそ、大魔法使いだと思っています！」
すると、ゴールクが来た。赤いヒールを履いて、ゴールドのドレスをまとっていた。
ゴールク「皆さん、ごきげんよう。」
リリ「何しに来たのよ！」
ゴールク「私に口答えかしら？」
ゴールクは、菊の花を墓に投げた。
ゴールク「取っときなさい！」シューケル「お前は、大魔法使いにふさわしくない！」
ゴールク「あなたに言われてもね。サリアが私に言ったのよ？」
赤いヒールでサリアの墓を壊した。
リリ「止めなさいよ！」
ゴールク「じゃ、私は色々と忙しいから帰るわ！ハハハハ！ハハハハ！」
ゴールクは帰った。
サリアの墓から、サリアの霊が出てきた。
リリ「サリア様…。」
シューケル「サリア様…。」
サリア「簡単に成仏出来る訳ないでしょ！私は、あなた達しか見えないから大丈夫よ！」
リリ「ゴールクは何で、大魔法使いになりたかったんでしょうか？」
サリア「あの子は、偉くなりたいだけよ？」
シューケル「だったら、当主様のほうが…。」
サリア「それと、私を蹴落としたいからよ。」
リリ「そんな…。」
サリア「あの子の行動を見ながら、動いた方がいいわ。嫌な予感がするしね。」
シューケル「分かりました。」霊になって、蘇ったサリア。これから、どうなるのか…。