動化家3
ジオラが結婚?
ジオラは女性にロープを引っ張られて歩いていた。

森の奥に大きな家があった。

女性「あそこが私の家よ。さぁ入って。」

家に入ると、女性より身長が小さな女の子がいた。

オージ「ソルトお姉ちゃん。おかえり。」

ソルト「ただいま。オージ。」
オージ「この人は?」

ソルト「今日から家族になるジオラよ!挨拶して。」

ジオラ「ジオラです。」

オージ「オージです。家族って事は、結婚するの?」

ソルト「そうよ!私かオージどちらかと結婚してもらうの。」
ジオラ「結婚なんか聞いてないぞ!俺は既に結婚してるんだ。」

ソルト「知ってた?ここの町はね、結婚は何人としても認められるのよ?」

ジオラ「そんな…。」

オージ「ごめんね。ジオラさん。」

ソルト「謝る必要なんてないわ!私が手に入れた者なんだから。オージ。部屋に案内させて。」

オージ「はい…。」

オージはロープを引っ張り部屋に案内した。

オージ「この部屋があなたの部屋。部屋には、バリアと魔法が使えなくなるスプレーを振ってるからむやみに魔法を発動させないように。家全体にもそれはかかってあるし、万が一逃げ出しても、空には肉食鳥がいるし海には、肉食魚がいるから無理よ?」

ジオラ「逃げ出そうとは考えてないよ。どうせ逃げれないし。」

オージ「安心した。夜までゆっくり休んでいて。夜になれば家族がみんな帰ってくるから。」
オージはドアを閉めた。

ロープは消えた。

ジオラ「やっと消えたが、調査どころじゃなくなったな。ルルミってやつが次に来るまでなんとかしないとな。確か、ルルミは船を持ってたな。船さえあればなんとか…。」

眠気が襲いジオラは、ベッドに倒れた。
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