動化家3
バリアと代償
動化家の広いお風呂場に着いて、ジオラは大きなバリアを張った。

サリアを寝かせた。

ジオラ「サリア…。よく頑張ったな…。」

ララ「サリア様は、どうなるんですか?」

ジオラ「魔力をほとんど使い果たした。1日じゃ目を覚まさない。早くて一週間…。遅くて1ヶ月はかかるが、命の危険もある。」

シューケル「サリア様…。俺達で、リリを止めてみせる!」

みんなは作戦を考える事にした。

ジオラ「2つ手がある。1つは、ガイラスの本と禁断の書を奪う…!もう1つは、リリの命を奪う…。」

カオル「俺は、本を取り返す!」

雫「俺も、本を取り返す!」

他のみんなは黙っていた。

カオル「命を奪う事を、リリはしたのか?あれは操られてるだけじゃないか!」

雫「俺達は仲間なんだろ?仲間を殺すのか…?」

ナナ「そうだよな。あれはリリじゃないし…。」

ララ「私も、本を取り返すわ…!」

シューケル「危険な作戦だが…他に方法はない。リリの弱点を分かる者は居ないか?」

カオル「リリは、おばあちゃんが大好きだったな。」

ナナ「おばあちゃんの言う事は絶対に聞いてたはず…!」

シューケル「分かった…!黄泉の国へ行く。」

ジオラ「代償が必要だぞ…?」
シューケル「片目で充分だ…!私が帰ってくるまで、サリア様を頼むぞ…!」

シューケルは魔法陣を書いて杖を振った。

シューケル「黄泉の国へ…。私をいざなえ!」

光に包まれ消えた。
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