動化家3
2回戦 ガイラスVSシューケル
マイリーばあさんは、シューケルと闘技場の中央に来た。

マイリーばあさん「2回戦は、誰が出る?」

ガイラスが来た。

ガイラス「俺が出る…!もちろん相手は、ばあさんだろ?」

シューケル「残念だが、俺が出る…!」

ガイラス「弱いやつが相手かよ…!叩きのめしてやる…!」

マイリーばあさんは、観客席へ戻った。

マイリーばあさん「2回戦開始…!」

ガイラス「俺は戦いは好まない…。面白いゲームをしよう!」
ガイラスは杖を地面に着けて唱えた。

ガイラス「マグマよ…!この大地に解き放たれ…!」

すると、地面からマグマが溢れてきた。

ガイラス「木よ…!マグマの中にそびえ立て…!」

丸太のような大きな木が、30本そびえ出てきた。

ガイラスとシューケルは、木の上に乗った。

シューケル「何をする…!」

ガイラス「ルールは簡単。魔法で出てきたマグマは、10秒で何でも溶かしてしまう。俺達が乗ってる木もな…!先に沈んだら負けだ…!生きるか死ぬかのどちらかのゲームだ…!」

マイリーばあさん「息の根を止めるのはダメじゃ…!」

シューケル「いいだろう…!やってやる!」

ガイラス「アハハ…!いい度胸だ…!」

乗っていた木が溶けそうになり2人は移動を始めた。

ガイラス「お前は、魔力が強いみたいだな…!俺の魔力が暴走しそうだ…!」

シューケル「お前に誉められても嬉しくない。」

ガイラス「そう言うなよ…。今のうちだぜ?こうやって話せるのは…。俺は昔は、動化家の人間だ…。」

シューケル「何だって…!」

ガイラス「驚くのは無理ない…!マイリーばあさんを黄泉の国にやったのは俺だ…!俺は、当主様になったマイリーばあさんが憎かった。だから、黄泉の国へやって、俺が当主様になったからな!」

シューケル「最低だな…。そんな理由で人を殺めるなんて…。」

ガイラス「マイリーばあさんの考えは古いんだよ!それに、マイリーばあさんは、俺がしてもいない事に対して、お前がやったって言って、俺を消そうとしたんだぞ……!どっちが最低か…。」

シューケル「………。」

ガイラス「お前に言っても、いずれは死ぬ運命だ…。木が少なくなってきたぞ。」

2人はまた移動を始めた。

シューケル「後、4本…。」

ガイラス「これで決着がつくな…!」

シューケル「俺は負けない。」
決着がつく時がきた――――。
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