動化家3
大人のライジ
ライジは牢屋で薬を飲んで、脱出した。
新聞には、ライジが脱走と書かれていた。
ライジの大人の姿は、金髪にうさぎの耳が生えていた。
動化家の門をウロウロしていたら、カオルに声をかけられた。カオル「動化家に用か?」
ライジ「うさぎの門が生えてから、ふるさとから追い出されて…。」
カオル「入りなさい。動物の者は歓迎する!名はなんと言う?」
リアン「リアンです。」
カオルはリアンを中に入れた。リアンはカオルに手紙を渡した。
カオル「これは、大魔法使い様の字!」
読むと、カオルは頭を下げた。カオル「あなたに、大魔法使いの座をお渡しします!」
リアン「ありがとうございます。」
手紙の内容はこうだ。
リアンと言う、うさぎの耳をつけた男が訪ねてくる。そいつは、次期、大魔法使い候補だ!来たら、すぐに任命致せ。
リアンは、大魔法使いの座を奪った。
すると、アルスが来た。
アルス「あなたが、新しい大魔法使い?」
リアン「君は、リリ様の娘のアルスさんだね?」
アルス「知ってるの?」
リアン「子供になった私の呪いを解いてくれて、最後に、リリ様は、私が、大魔法使いの座を奪い、娘のアルスさんの事を頼みますと言われました。」
アルス「お母さんが?」
リアンは手紙を渡した。
リアン「リリ様からの手紙です。」
アルスは読んだ。
アルス「お母さんは、あなたを守る為に死を選びました。後悔なんてありません。ただ、あなたが心配です。だから、ライジにあなたの事を頼みました。大人になる薬を与えて、今は大人になってるでしょう。あなたは、当主様として、みんなを守りなさい。」
リアン「リリ様…。」
アルス「わかった!私、頑張る!」
アルスはリアンと握手した。
リアン「これからは、2人で守りましょう!」
アルス「そうね!リアン!」
2人は決意を新たにした。
< 20 / 146 >

この作品をシェア

pagetop