動化家3
最悪な訪問者
次の日の朝、訪問者が来た。赤いドレスを着た女性だった。
ビアンテ「こんにちわ。新しい当主様は何処かしら?」
アルスが出てきた。
アルス「私が、新しい当主様です。」
ビアンテ「子供?」
アルス「私は、母親のリリの娘です。」
ビアンテ「まあいいわ。私は、新聞記者のビアンテです。」
アルス「新聞記者?」
ビアンテ「いつも、ペリカンがくわえてる新聞は私が書いてるのよ!」
アルス「そうですか。それではこちらへ。」
アルスはビアンテと庭のベンチに座った。
ビアンテ「あなたはなぜ、当主様になったのですか?」
アルス「私は、母の跡を継ぎたいからなりました。」
ビアンテ「それだけの理由かしら?」
アルス「それだけの理由です。」
ビアンテはアルスの胸に手を当てた。
ビアンテ「ロック解除!」
アルスの身体が光り出した。
ビアンテ「本当の真相がハッキリ見えましてよ!」
アルスは手を払った。
ビアンテ「リリ様が亡くなった本当の真相もね。今いる、大魔法使いはライジね!」
アルス「ライジの事は言わないで下さい!」
ビアンテ「あなたが条件をのむならいいわよ?」
アルス「条件?」
ビアンテ「私は、リリ様にお会いしたいの!あなたの魂を神に授ければ、リリ様は戻ってくるわ!どうする?」
アルス「わ、わかったわ。明日まで待って下さい!」
ビアンテ「いいわよ。明日の夜12時にこの庭に来なさい!」アルス「わかったわ。」
ビアンテは、帰って行った。
< 21 / 146 >

この作品をシェア

pagetop