動化家3
火の洞窟~ミラ編~
ミラも洞窟に入った。

ミラ「はぁ…。なんなきゃダメ?」

花の妖精「何を言ってるの!偉くなりたくないの?お母様に認められたくないの?」

ミラ「それはそうだけど…やる気がおきない。」

ビクが来た。

ビク「あたいはビク。洞窟の番人。やる気がないあなたは試練を受ける資格はないわ!とっとと帰りな!」

ミラ「あの人もあぁ言ってるし。」

花の妖精「ダメ!ビクさん…。試練を受けさせて下さい!」

ビク「本人にやる気がない限り無理よ…。さようなら…。」

花の妖精「そんな……。」

ミラは、ビクを呼び止めた。

ミラ「待って下さい!こんな性格ですが、私はお母様に認められたくて、動化家で頑張ってきました。今まさに試練を受けるのに弱音を吐いてすみませんでした。お願いします。試練を…試練を受けさせて下さい!」

ミラは頭を下げた。

ビク「わかったわ!」

ビクは、ミラの周りに炎をつけた。

ミラ「炎を耐える試練…。」

ビク「怖がらないのね!ここからは1人だからね。」

ビクは去った。

花の妖精「ミラ…。頑張って…。私は、出口にいます。」

花の妖精も去った。
< 57 / 146 >

この作品をシェア

pagetop