動化家３

昼・夜リタイア２名

昼になってギブアップの声が聞こえた。

ラキ「ギブアップ！ギブアップよ！早く炎を止めて！」

ビクは声がする方へ向かった。
ビク「わかったわ！炎よ…。安らかに眠りなさい。」

炎は消えてラキは倒れた。

ビク「まあまあ頑張ったんじゃないかしら？さぁ、出口へ行きなさい！」

ラキはフラフラしながら出口へ向かった。

出口の石を開けると、花の妖精がいた。

妖精「ラキさん！」

ラキ「ごめんね。私には耐えられなかったよ…。」

ラキはまた倒れた。

倒れたラキを妖精は魔法を使いテントに入れて休ませた。

妖精「頑張ったよ…。ラキ。こんなに頑張った姿、見た事なかったから嬉しいよ…。ありがとう。」

ラキは涙を流した。

これで残りは７名となった。

炎がいちだんと燃え上がった。悲鳴はやむことはなかった。

辺りが暗くなり、夜になった。
またギブアップした人が出た。
ケイ「ギブアップをする！」

ビクはまた声がする方へ来た。
ビク「わかったわ！炎よ…。安らかに眠りなさい。」

炎は消えた。

ケイは倒れた。

ビク「あなたにしてはよく出来たんじゃない？さぁ、出口へ行きなさい！」

ケイは手を壁に当てて進んだ。石を開けると、大地の精が待っていた。

ケイ「すまない。」

ケイは土下座をして泣いていた。

大地の精「ケイは頑張ったよ！俺は、ケイが心配だった。洞窟の中で倒れてるんじゃないかって……。」

ケイ「大地の精…。俺の事、心配してくれたのか。」

大地の精「パートナーだからな。それに仲間でもあるんだ。」
２人は抱きしめた。

大地の精「まずは、身体を治そう。」

テントへ向かった。

残り６人。

ビク「２名リタイアしたわ！さぁ、残りの皆さん！頑張って下さいね！」

夜はまだ終わらなかった。