動化家3
牢屋
チコはシューケルに連れられて地下に来た。

地下には、ロヒがいた。
髪の毛がボーボーだけど、顔立ちは美形。

シューケルは、ロヒの隣の牢屋に入れて鍵を閉めた。
シューケルは立ち去った。

ロヒ「あなたも何か悪い事をしたのかな?」

チコ「ある意味、悪い事かもしれない。」

ロヒ「まあ、同じ牢屋同士、仲良くしようじゃないか!私は、ロヒだ!よろしくな。」

チコ「私は、チコと申します。」

ロヒ「チコか。いい名前だ。お前にいい事を教えてやろう。最近、南のフルンク闇市で、動化家で使っていた禁断の書が、出回ってるんだ。しかしな、どこから入手しているのか分からなくてな。調査してたら、意外な人物が持っていたんだ。誰だと思う?」

チコ「意外な人物ですか?」

ロヒ「あぁ…。夜桜って名前だったな。確か、動化家を守るシューケルって男の女みたいだぞ。俺は、多分、処刑されるか追放される。チコ。お前に真相を暴いてほしい。頼めるか?」

チコ「はい。お安いご用です。南のフルンク闇市を徹底的に調査して、夜桜を捕まえます。」
ロヒ「頼んだぞ。」

すると、シューケルが来た。

シューケル「ロヒ!当主様がお呼びだ!」

ロヒは牢屋から出て行った。

チコは、牢屋から抜け出して、サリア様の部屋のドアの隙間に手紙を入れて出かけた。
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