動化家3
南のフルンク闇市
サリアはドアの隙間に挟まった手紙を広げた。

゛サリア。私、禁断の書について手がかりを見つけた。調査に行くから。南のフルンク闇市ってとこに行ってくる。゛

手紙を見たサリアは、リリに届けた。

一方、チコは、空を飛んで探していた。

すると、小さな島が見えた。

島は、闇に包まれた真っ暗な島。
ロヒから渡された地図を見ると、この島が、南のフルンク闇市だった。

チコは降りていった。

島には、小さな灯りしかなく足元は見えない。

島の奥に進むと賑やかな光景が目に入った。

゛YAMI市場゛と書かれていた。がたいがおっきな男性が近づいてきた。

男性「初めて来たのかい?」

チコ「はい…。」

男性「まずは、この紙に書いてある事にyesで全部答えてもらう。」

チコ「はい。」

男性「闇市の事を口外しないか?」

チコ「yes。」

男性「闇市が買った物を売らないか?」

チコ「yes。」

男性「この2つを破ると、地獄流しだ!守れるか?」

チコ「yes。」

男性「いいだろう。闇市では、普通のお金は使えない!色んなチャレンジをしてお金を貯めて使うんだ。初めは分からないだろうだから。10000キーをやろう!さぁ、入りな。」

お金を渡され受け取り入った。
チコ「調査の為…。私が頑張らないと!」

チコは、闇市の店を一軒ずつ覗いてみた。

どれも高額な品物で、役に立つ物や悪い物もあった。

一番奥に、黒いマントを着た老人がいた。

チコ「ここはなんの店ですか?」

老人「ここは、本屋じゃ。この本なんか、昨日、仕入れた物じゃ。」

手に取ると、禁断の書と書かれていた。
それも、10億キーと書かれていた。

チコ「何でこんなに高いんですか?」

老人「1つしかないからの。お前さん、いくらある?」

チコ「10000キーです。」

老人「凄い大金じゃないか!仕方ない。お前さんに10000キーで譲ってやろう!」

チコ「ありがとうございます。」

お金を払って、禁断の書を受け取った。

そして、闇市を出た。

白い水晶を地面に叩きつけて、ワープした。

着いたのは、動化家の校門。
校門には、サリアとリリがいた。

チコは、リリに禁断の書を渡した。

リリ「本当だったのね。ありがとう。正式にあなたを動化家の一員として迎えるわ。サリア!チコを部屋に案内して!」

サリア「分かりました。」

サリアは、チコを部屋に案内した。
< 88 / 146 >

この作品をシェア

pagetop