動化家3
行方不明の夜桜
ナナリとサラとロロに禁断の書を託したリリ達の本家には、11人残った。

リリ。サリア。ジオラ。シューケル。カオル。ナナ。ララ。夜桜。アルス。ビアン。チコ。

動化家で一番の魔力を持つ人数。

リリは、密かに禁断の書を調べていた。

夜が更けた頃。
資料室からガラスが割れる音が聞こえた。

みんなが起きて、音がする資料室に来たら荒らされていた。

リリ「これは…。」

サリア「みんな!何か盗まれたかもしれない。ガラスのケースに入ってる物が無事にあるか見て!」

みんなはそれぞれ見て回った。
シューケル「嘘だろ…。ない…。昔の動化家の禁断の書と、動化家で保管していた、ガイラスの本がない…!」

みんなは集まった。

サリア「ガイラスの本?」

シューケル「話してありませんでしたね。昔に、ガイラスって言う今世紀最初で最後の悪者がいました。ガイラスの本とは、ガイラス自身が書かれた事が実現する、危ない本なんです。」
リリ「ガイラスの本…。禁断の書…。2つも盗られるなんて…。」

サリア「シューケル。夜桜さんは?」

シューケル「実はこんな置き手紙がありまして…。」

サリアは読んだ。

サリア「シューケルへ。私は、ここを出て行きます。欲しい本も手に入ったし、もう思い残す事はないわ。夜桜ょり。」

リリ「本…?もしかして、夜桜さんが盗んだの?」

シューケル「そんな事しません!」

ナナ「手紙には、欲しい本が手に入ったって書いてあるんなら、そうかもしれないぜ?」

カオル「確かに…。シューケル。」

シューケル「……。」

リリ「シューケル…。探しに行こ!」

シューケルは軽く頷いた。

夜桜を探しに出かけた。
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