わたしのヒーロー

今日から我慢

今日からはまた幼稚園…
夏休みだったから、たくさん休めたんだから、今日からは頑張らなきゃ…

玲海はそんな恐怖と、幼稚園の遊具で遊べる少しの楽しみを胸に玄関へ向かった。



「玲海…大丈夫?」


「うん、大丈夫だよお母さん。」



"お母さん心配してくれた。
怖いもん。怖いけど、お母さんのために頑張るもん!"





ピンポーン



「あれ?こんな朝に誰だろう?ちょっと待ってね。」




"おうちに誰か来た…
みぃちゃん…じゃないよね…。"


みぃが来なくなってからまだ二週間くらいしか経ってないけど、玲海にとってはそれがすごく長いことのように感じていた。

玲海にはみぃがいることによって幼稚園の生活を耐えていたからいないとなると不安が大きくなるのだった。

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