わたしのヒーロー
「玲海…。バカ。」


みぃちゃんはそういうとわたしのことをぎゅーっと思いっきり強く抱きしめた。

「なんでそんなに溜めちゃうの?バカバカ!お母さんにももっと頼っていいと思うし、柚希くんだって…。柚希くんはきっとこの先ずっと、頼りになる存在になると思う。翔くんもそうだよ!だからさ、いろんな人に相談しな?こんなにたくさん守ってくれる人がいるんだよ!てゆうか、みぃにももっとたくさんぶちまけてほしかったな…。この前話してくれたけど。もっともっとだよ…!!」


みぃはすごく親身になって聞いてくれたしすごく怒ってくれた。

「ありがとう…ありがとう。ありがとう…みぃ…。これからもずっとみぃにいてほしい。わたしにはみぃが一番なの。」


「玲海……。わかった!そばにいるね!絶対にいるから。玲海の1番がみぃである限り。」


みぃはそういうと、小指を出してきた。
わたしはそっと小指を絡めて、指切りをした。


わたしの1番はずっとみぃだよ。
だからずっと側にいられるね…!
約束だもん!



< 62 / 87 >

この作品をシェア

pagetop