ゆびきり
「きっかけはね、すんごく眠くて早く寝たときに、夜中に目が覚めちゃってリビングに行こうかなって思って、下に降りたの。そしたら、お母さん達の話声が聞こえたの…」

―――――――
「そろそろ愛羅に許嫁の事話そうかな?」
「時期的にもちょうどいいんじゃないか?」
 えっ、あたしに許嫁がいたの?
 もしかして、陸斗なのかな?
「家も近いから、早めに来てもらおうか…」
 陸斗に条件近くない?
 陸斗だったらいいのになー。
―――――――

「お前、許嫁って聞いて今まで忘れてたのか?愛羅らしいなー」
 陸斗は、いつも通り接してくれて嬉しかった。
 これからもこのままでいたいなー…

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