性悪王子の婚約者!?
マリアside


マ「ライ。どういうつもりかしら?」


ラ「何が。事実だ。」

マ「事実?」


ラ「そうだ。
  人間のくせに…」


マ「小春様はあいつらとは違うわ!!」


ラ「なにがだ!!!!
  人間は人間だ!!!」


マ「かわいそう。
  そんな考えしか
  出来ないなんて。」

ラ「なんだと?
  お前も同じだろ!!!」


マ「違う!!!
  私はきちんと中身を見て
  接してるわ!!
  人間とかそんなんで
  人を見ている程
  心が荒んでないわ!!
  ねぇ…
  小春様は違うわ。」


ラ「わからんだろう!!!
  あいつらだって最初は
  そうだったんだ!!
  変わらないとは
  限らない…」


マ「信じて、裏切られて、
  傷つくのが怖いんだ。
  自分を守っているだけでしょ!?
  強くなるって
  そして紫苑様を守るって
  言ったじゃない…
  あなたはまだ弱いままよ。
  変われてない。
  むしろ昔の方が
  強かったよ。」

ラ「俺は強くなった!!
  弱くなどない!!」


そろそろ小春様の所へ戻らないと。

私はそのまま無視をして

小春様の所へ行った。


マリアside end
< 75 / 195 >

この作品をシェア

pagetop