好きな人ができました。
あぁーつまんね
そういや高山さんって二組だったっけ
なんか面白い事やってるかもだし行ってみるか


「高山さーん今日の掃除当番かわってね」

おっ?やってるよ何か
あれって確か相川瑠花だったけ?

「……」
「よろしくー」

高山さんって弱いよな
守ってあげたくなる

「ねぇ?相川さん,掃除当番かわってもらうのセコくない?」

俺は無意識に会話に入っていた

「はぁ?」

高山さんは以下にも何でって顔をしていた


「藍ちゃんも嫌でしょ?」
「はぁ?お前高山の何者?」
「今日友達になった者ですけど」

高山さん以下にも来んなって顔してるし
でもあんな泣きそうな顔しちゃって可愛い

待てよ?今可愛いとか思った?
どうかしてる…
けど体が勝手に

「ねぇ,藍ちゃんはどう思う?」

「私は……」

困ってる

こんな顔にさせたのは
俺?


俺きっと…

「私は…」


「私は……分からない」
「えっ?」
「はぁ?」

この子が好きだ

「私は分からないの!私は殺してな……」

殺してない?
高山さんは何を抱えてて

誰を思ってるの?

「ごめんなさい…掃除はやるよ…」

「ほら」
鼻で笑いやがって


『んっだよー』『もっとやれよー』


そんな声が俺にはムカついた
しばらくすると教室には俺と高山だけになった
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