好きな人ができました。
「何で嫌って言わなかったの?」

「……」
自然とそんな言葉がもれた自然と名前でよんでた

「ねぇ?藍」

「名前で呼ばないで」

何で?何でそんな泣きそうな顔をするんだよ

「わりぃ,でも何でだよ、何が殺したんじゃないだよ!何で自分の気持ち言わないんだよ!?」

ダメだイラつく


「今日初めて会ったぶんさいでそんな事言わないでよ!アンタは私の…」

「……」
言い過ぎた
俺は涙を流す高山に何も言えなくなった



「私の何が分かるの?」

綺麗だった
窓に反射する太陽が高山を照らして
茶色い髪の毛
シュッとした鼻
真っ白い肌に
りんとした唇
ムシャクシャに泣く姿は
まるで助けを求める子供だった
その瞬間俺が守らなきゃって思った

「私のかわりにアンタが掃除してよね!」

高山はほうきを俺に投げつけて教室から逃げていった
「んっだよ」
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