鏡空〜あたしの心の鏡〜
第2章 早くもドキドキ?
こうして、今日も
いつも通りの学校生活が
終わりを向かえていた
「はぁーぁ
やっと帰れる――♪」
「って!!愛香授業中
ずっと寝てるくせに――!!」
「はははっ♪
ほら帰活始まるよー?」
「もー。
そうやってすぐ話をそらすー」
「ほらー。
お前ら早く席つけー!!!」
「わってるよクソジジィ…」
「あ、愛香……。」
今、愛香がクソジジィ
と言った相手が、
私達の担任の町本先生。
うるさいし、
すぐ怒るから
みんなの嫌われ者。
愛香はとくに
町本先生を嫌ってる。
あたしも大っ嫌い!!
だっていろんな仕事を、
すぐ学級委員の
隼人くんに
押し付けるんだもん!!
それに比べて、
隼人くんはいっつも
サボらず先生の仕事を
引き受けてて、
ほんと優しい///
って!!
また隼人くんの事
考えちゃってた!!
も―――っ!!!
こんなことしか
考えられないのかよ!!
あたしっ////
キ―ン コ―ン カ―ン コ―ン
「起立!気をつけ!!礼!!!」
「「゙さよ―なら―!!!゙」」
「美空!!一緒にかえろっ♪」
「ちょっと待ってて!!
今学級日誌
渡してくるから!!」
「隼人にぃ――♪?」
「ばっばか///!!
先生にだよっ//
それに、誰かに
見られてたり
聞かれてたら
どぉすんのよ――っ///」
「誰も見てない聞いてない♪」
「またそうやって……
とにかく渡してくるからっ!!」
「はいはーい♪ふふっ♪」