彼とわたしの秘密のカンケイ

「んヴぃfsぉdffもbくせvんfj―――!!」


声にならない声が出る。

もう、恐ろしすぎて。


目の前の水渓さんは、そのきれいなお顔を歪ませておりますよ!

ああもう、どうしよう!




「るっせ……なに言ってんだお前」

「kzhzlヴぃyせbDILgh九ゎzgh」

「とにかく一回黙れ」

「は、ハイッ!!」



水渓さんの一言に、ピシッと姿勢をよくする私。





「……落ち着いたか?」




お、落ち着くですって!? この状況で!?

なーに言ってんだかこのお方!



「お前、さっきからうるせえよ」

「す、すすみません!」




今まで眠たそうな顔していた彼は、もう完璧に目覚めたみたいで。

じょ……成仏はできたらいいなぁ……

最期に、今までためてきたケーキバイキングの割引券を使っとくんだったな……

あ、庭の花に今朝水あげてないや、ごめんよ私のお花さんたち……!



「おい」




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