【完】愛の血−超勝手な吸血鬼
「ちょっと、大丈夫なら大丈夫って言いなさいよね!」
椎名冬夜の肩を押そうとしたら
「大丈夫じゃねーよ」
そう耳元で聞こえる甘い優しいハスキーな声。
ドキッ。
あたしの胸は、その声に反応してしまった。
「大丈夫じゃないって、どういう……」
「やべぇ、お前の血」
「え?」
「イキそー……」
「へ???」
な、何言ってんのコイツ。
何で、こんな下ネタ発言ばっかりすんの!?
バカなの!?