【完】愛の血−超勝手な吸血鬼
話している間、仁奈の顔はまるで百面相で。
最後は複雑そうな表情を浮かべたから、
「まぁ、俺のになるしかないって事。
で、血飲ましてくれんの?」
なんて茶化してみた。
もちろん答えは、
「……絶対、嫌!
一生、嫌!
有り得ないんだからっ」
だろうとは思ったけど(笑)
「ふっ。まぁ、せいぜい意気込んで頑張って」
まぁ、俺は俺なりにお前の血を貰うだけだから。
……先はながそうだけど。
~冬夜story~