蒼空~キミの名前を呼ぶ~
「あんたは…
自分を抑えすぎやで…?
自分を隠したら、あかん…」
そう優しく言うまどかちゃんは…
泣いているようだった――。
「そだな…
でも、まどかちゃんは大阪弁
隠してるけどな?
可愛いのに」
「うるさいわ、変態
おまえは、素でも変態かっ!!」
「ひでぇなぁー」
なぁ、美紗…。
オレはまだ美紗のことが好きだ…。
だから、今は
ここで、涙を流させて―――…。
≪斗真side、終≫