蒼空~キミの名前を呼ぶ~


「ソラ!!より道しよう!!」

「…え?」

「海いこう!!」



キミは、一度うつむいてから顔をパッと上げて言った。



「だめだよ。
海は行っちゃだめだし、もうすぐ5時だよ。

帰ろう…。」



『帰ろう…。』


「う、ん…。」





それから、あたしたちは
手を繋いで家に向かった――…。




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