蒼空~キミの名前を呼ぶ~




前までは、あたしが着く前に外に出てあたしを待ってくれていた美紗…。


冬休み明けからは…
毎日、あたしがインターホンを押してから、ゆっくりとやってくる。




小さなことだけど、すごく心配になる。





あたしの思い違いかもしれないけれど――…


学校に行くのが憂鬱なんじゃないかな…。








何らかの理由で――…。







美紗の家が少し見えてきた。



やっぱり今日も、出てないかな…。





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