蒼空~キミの名前を呼ぶ~
「あたしだって、不安だよッ!!
蒼空がいなくなったら、って
考えたら怖いよ!!
だけど、そんなこと…言わないでよ…」
「美紗…」
「蒼空は…生きて…
あたしを幸せにしてくれるんでしょ…?」
そう言った時には、あたしの頬には涙が伝っていた。
すると、蒼空はあたしの涙を拭って、優しくキスを落とした。
「ごめん、美紗…」
「蒼空…好き、大好き…」
あたしは、もうそれしか言えなくて。
「オレも…」
そう言った蒼空は、優しいキスの雨を降らす。
好き…じゃ、もう抑えきれない。
蒼空、愛してる――…。
「蒼空、ギュッてして__」
もっと
蒼空の体温を感じていたい――…。