蒼空~キミの名前を呼ぶ~



「バレてたんだ…。」


「わかりやすすぎ。」


「ごめん、心配でさ…。」



「燐、オレは…どうしたらいい…?」




美紗が好きなんだ。

どうしようもなく…。




でも、言っちゃいけない。






オレの行き場のない気持ちは…

どうしたらいい…?




「……ッ!」


「…蒼空……。」


「ごめん……。」














キミの気持ちを初めて知った、

高1の春でした――――…。








≪蒼空side、終≫
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