蒼空~キミの名前を呼ぶ~
「「は…?」」
「どうせ、バラされたりしたら…とか
思ってるんでしょ?」
「バラさないの…?」
そう言ったのはまどか。
不安そうにして、今にも泣き出しそう。
そうだ…、まどかはバレたくないんだ…。
「別に、バラさないよ?
オレ、女の子が嫌なことはしない主義。
てかさ、まどかちゃん話し方気にしてるの?
可愛いのに~…。」
「な…っ!? 黙れ!
トーマスくんに言われたって嬉しくないしっ」
も~、まどかのツンデレさんめ~!
可愛い~!
なんて言ったら殺されそうだから
言わないでおこう…。
あれ…、てことは…
「あたしのことも言わない!?」
「あー、高野のこと?」
う…っ!
そうハッキリ言われるとなんだか照れる…。
「そぅ…です…。」
「言わない、言わない~!
オレがそんなことするヤツに見える!?
見えないでしょ?」
ごめん、見える…。
まぁ、そこはおいといて…
「よかったぁ~」