風に恋して
……スッと、熱が離れていく。
「や……行かな、いで……」
急に心細さに襲われて、リアはレオの腕を掴む。
(熱い……)
それは、副作用でまだ下がらない熱なのか、それともレオの情熱に共鳴する自分の心なのか……
熱くて、自分のものではないように甘く疼く身体に戸惑う。触れられるのは自分がおかしくなってしまいそうで怖いのに、離れたくない。
矛盾している……
「行かないから」
レオはそっと額にキスを落として、リアの隣に身体を滑り込ませて抱きしめてくれた。
「このまま、おやすみ」
「ん……」
その温もりに包まれて、リアは目を閉じた。
何も考えたくない。このまま、レオの腕の中で眠りたい。
今だけは……
「や……行かな、いで……」
急に心細さに襲われて、リアはレオの腕を掴む。
(熱い……)
それは、副作用でまだ下がらない熱なのか、それともレオの情熱に共鳴する自分の心なのか……
熱くて、自分のものではないように甘く疼く身体に戸惑う。触れられるのは自分がおかしくなってしまいそうで怖いのに、離れたくない。
矛盾している……
「行かないから」
レオはそっと額にキスを落として、リアの隣に身体を滑り込ませて抱きしめてくれた。
「このまま、おやすみ」
「ん……」
その温もりに包まれて、リアは目を閉じた。
何も考えたくない。このまま、レオの腕の中で眠りたい。
今だけは……