3月25日。
そしてとうとう別れの時…

玄関先に呼んであったタクシーが迎えに来ていた。

「朱音…愛してる」

「遼…うちも好きやで」

そうして二人はキスをした。


「遼また連絡してや」

「当たり前田のクラッカーや!」

「自分古いねん」

なんて笑いあいながら遼はタクシーに乗った。


「遼っ絶対会いに来てや!」

「ははっ大袈裟やなっ!京都やからいつでも会いに来れるって!」



………え゙?
京都??


「はぁぁぁぁぁ!??
今の流れからして、北海道とか沖縄とかさぁ!…まぁええわ。とりあえず呼んだらすぐ来い!」

「ラジャー!」
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