絶望の淵で
終わりの始まり



目を覚ましたとき、病院のベッドに横たわる自分とその隣で泣き崩れる両親の姿を、上から見下ろしていた。



一瞬、わけがわからなくなる。

しかし、次の刹那には理解していた。








――私、死んだんだ。
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