絶望の淵で


帰り道、いつもの河原を歩いている。


―ふと、橋の下に差し掛かったとき気配を感じた。

しかし、後ろを振り返ってもだれもいない。


「…気のせいよね。」


怖くなり独り言を呟きながら振り返る。






目の前に、川添岬が立っていた。
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