絶望の淵で
結局私は、昼休みが終わるまでの40分間ありさ達のリンチを受け続けた。



「あ〜スッキリした!またよろしくね岬!バイバイ!」


そう言ってありさ達は教室へ帰って言った。





一方、取り残された私は酷い有様だった。


顔は腫れ上がり、至る所から出血していた。
特に鼻からの出血が凄まじく、血溜まりができている程だ。
さらに、全身が痛く、骨にひびくらいは入っているだろう。


こんな姿で教室に戻れるはずもない。

財布と携帯は持っていたので、そのまま帰って病院に行くことにした。
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