もの書き。
1話
4月29日(土曜日)
彼と出会った。
偶然おなじエレベーターに乗っただけの彼
まぶしいくらいの金色に染めた髪
片方しかあいてないピアス
筋の通った高い鼻。大きくて優しい形をした瞳。
小さい顔、
男にしては少し小柄だった。
5月12日(土曜日)
初めて彼と話した。
私「たしかによく見たらあのタレントとにてますね」
彼「そんなに見つめないでください、てれます」
彼は大きい瞳を細めて笑った。
見た目によらず気配りができて
優しくて、とても丁寧な彼。
私の親が迎えに来るまで
寒くて暗い路地で一緒に待ってくれた
この日から、もの書きは彼との出来事を日記につづった。
5月19日(土曜日)
今日は近くの大学でイベントがあった。
彼がベースを務めるバンドがステージに上がる
彼はバンドマンだ。
彼と会えるのはライブの時だけ。
同じ町に住んでいるのに年が違うだけで
すれちがうこともできない。
私は16。彼は22。行動時間は真逆だ。
私は彼を見つめた。
一回話しただけだ、あまりぱっとしない私の顔なんて覚えてないだろう
だけど・・・・・
背の高い女の人と嬉しそうに話していた彼は
そんな私に気づき笑顔で手を振ってくれた。
6月2日(土曜日)
また彼と話せた。
私「テンションが上がると食べ物がのどを
通らないんです」
彼「じゃぁナオさんにあーんしてもらえばいいじゃないですか」
彼は無邪気に笑った。
ナオさんとは彼のバンドのボーカルで私の憧れの人である
彼は私がナオさんに憧れを抱いてるのを知っている
だからそう言ってよくからかってくる
どうやら彼は冗談を言うのが好きらしい
自分の知らない彼を一つ見つけた。
彼と出会った。
偶然おなじエレベーターに乗っただけの彼
まぶしいくらいの金色に染めた髪
片方しかあいてないピアス
筋の通った高い鼻。大きくて優しい形をした瞳。
小さい顔、
男にしては少し小柄だった。
5月12日(土曜日)
初めて彼と話した。
私「たしかによく見たらあのタレントとにてますね」
彼「そんなに見つめないでください、てれます」
彼は大きい瞳を細めて笑った。
見た目によらず気配りができて
優しくて、とても丁寧な彼。
私の親が迎えに来るまで
寒くて暗い路地で一緒に待ってくれた
この日から、もの書きは彼との出来事を日記につづった。
5月19日(土曜日)
今日は近くの大学でイベントがあった。
彼がベースを務めるバンドがステージに上がる
彼はバンドマンだ。
彼と会えるのはライブの時だけ。
同じ町に住んでいるのに年が違うだけで
すれちがうこともできない。
私は16。彼は22。行動時間は真逆だ。
私は彼を見つめた。
一回話しただけだ、あまりぱっとしない私の顔なんて覚えてないだろう
だけど・・・・・
背の高い女の人と嬉しそうに話していた彼は
そんな私に気づき笑顔で手を振ってくれた。
6月2日(土曜日)
また彼と話せた。
私「テンションが上がると食べ物がのどを
通らないんです」
彼「じゃぁナオさんにあーんしてもらえばいいじゃないですか」
彼は無邪気に笑った。
ナオさんとは彼のバンドのボーカルで私の憧れの人である
彼は私がナオさんに憧れを抱いてるのを知っている
だからそう言ってよくからかってくる
どうやら彼は冗談を言うのが好きらしい
自分の知らない彼を一つ見つけた。