もの書き。
4話
9月9日(日曜日)
今日もライブイベントがあった
もちろん彼のバンドも出る
今月はついている彼に一週間ごとに会えるのだから
だが今日は少しハードな一日となった
昼は自分の通っている高校の体育祭があったため
18:00からあるライブには少し遅れて行った
真っ先に彼を探した
後ろの方で楽しそうに他のバンドの演奏を聴いていた
彼のバンドの出番は22:00からだった
バンドの演奏が終わると
私は思わず彼のところへ
駆け寄った
私「こんばんは」
彼「なっちゃん、今日も来てくれてありがとう」
彼は笑顔でやんわりそう言っただけで目をあわせてはくれなかった
私「今日は運動会があったんです」
彼「へぇ何組だったの?」
私「白です」
彼「優勝した?」
私「はい。」
はにかみながらなんとなく彼の方を見れないでいた
しばらくの沈黙を挟んで
彼が何か言った
私「え?」
私は彼の方を見た。
改めて見ると
やはり大きくて優しい形をした目だ
そう思っていると急に彼の顔が近づき
大きな彼の両手が私の右耳を包んだ
彼の息が耳にかかる
彼「そこにナオさんいるね!」
彼はそう言って私の目線まで背を縮め
ソファーに座っているナオさんを指差した
きょとんとした私を見て
彼は「俺、知らなかったんだ!ちょっと話してくるね!!」と言った
彼はさっき私が彼に駆け寄った時のように
無邪気に
ナオさんのとこまで
駆けて行った
今日もライブイベントがあった
もちろん彼のバンドも出る
今月はついている彼に一週間ごとに会えるのだから
だが今日は少しハードな一日となった
昼は自分の通っている高校の体育祭があったため
18:00からあるライブには少し遅れて行った
真っ先に彼を探した
後ろの方で楽しそうに他のバンドの演奏を聴いていた
彼のバンドの出番は22:00からだった
バンドの演奏が終わると
私は思わず彼のところへ
駆け寄った
私「こんばんは」
彼「なっちゃん、今日も来てくれてありがとう」
彼は笑顔でやんわりそう言っただけで目をあわせてはくれなかった
私「今日は運動会があったんです」
彼「へぇ何組だったの?」
私「白です」
彼「優勝した?」
私「はい。」
はにかみながらなんとなく彼の方を見れないでいた
しばらくの沈黙を挟んで
彼が何か言った
私「え?」
私は彼の方を見た。
改めて見ると
やはり大きくて優しい形をした目だ
そう思っていると急に彼の顔が近づき
大きな彼の両手が私の右耳を包んだ
彼の息が耳にかかる
彼「そこにナオさんいるね!」
彼はそう言って私の目線まで背を縮め
ソファーに座っているナオさんを指差した
きょとんとした私を見て
彼は「俺、知らなかったんだ!ちょっと話してくるね!!」と言った
彼はさっき私が彼に駆け寄った時のように
無邪気に
ナオさんのとこまで
駆けて行った